
父は最近バイクを購入したそうですね。

そう!ホンダのVFR1200Fっていう大型バイクを購入したよ!まだ納車待ちだけどね。

なんでそのバイクにしたんですか?

それは、これがバイク免許を取るきっかけになったバイクだからだよ。
出典:ホンダ公式サイト
目次
VFR1200Fはバイク免許を取るきっかけとなったバイク
VFR1200Fを購入した理由、それはこれが私がバイク免許を取るきっかけとなったバイクだったからである。
2021年末あたりからバイク購入に向けて検討を続けていた私。今回初めてバイクを購入するのだが、実はバイク免許を取得したのは2013年。今から9年も前の話である。
本記事では、バイクに興味を持ち、バイク免許を取得し、バイク購入に至るまでの9年間の軌跡を紹介する。
バイク好きになったきっかけは松田翔太のドラマ
2013年にTBSで放送されていた「潜入探偵トカゲ」というドラマがある。
このドラマ内で主演の松田翔太が乗っていたバイクが、今回私が購入したのと同じ、白のホンダVFR1200Fだった。そのバイクをものすごくカッコよく感じたのを今でも強烈に覚えている。
実は私、このドラマを見る以前まではバイクにまったく興味がなかった。クルマは子どもの頃から大好きだったものの、バイクには一切興味がなかった。そんな私が、このドラマでVFR1200Fを知り、「このバイクカッコいい!自分も乗りたい!」という衝動に駆られた。そしてその後間もなく、バイク免許取得のために教習所に通い始めた。
正直、このドラマが特別好きだったというわけではないし、松田翔太のことが特別好きだったというわけでもない。しかし、このドラマは自分がバイク好きとなり、バイク免許を取得し、VFR1200Fを購入することになったきっかけとなったドラマである。今の自分を語る上で欠かせない作品というわけである。

2013年、大型自動二輪免許を取得
ドラマきっかけでバイク免許取得を決意した私。早速バイクの教習所に通うことにした。2013年当時、私は社会人1年目で埼玉県和光市で暮らしていた。この和光市にはホンダ技術研究所のデザイン拠点がある場所。そしてホンダが運営する自動車教習所「レインボーモータースクール和光」もあり、私はここに通っていた。
週に数日、会社での仕事が終わった後に夜の教習に通ったり、休日に昼の教習に通ったりしていた。
通常の教習所はクルマとバイクで同じコースを使って教習を行うが、このレインボーモータースクール和光はバイク専用のコースがあるのが特徴だった。クルマを気にせずバイク教習に集中できるのはメリットである。
ここで順調に教習を進め、無事バイク免許を取得できた。取得したのはもちろん「大型自動二輪免許」。一般的には400ccのバイクまで乗れる「普通自動二輪免許」を取得してからステップアップとして大型自動二輪免許を取得するパターンが多いだろう。しかし私は「VFR1200Fに乗りたい」という明確な目標があったため、バイクど素人ながらいきなり大型自動二輪免許を取得することにした。
https://www.rms.co.jp/wako/index.html免許取得するも結局バイク購入せず
無事、大型自動二輪免許を取得した私。晴れてVFR1200Fに乗る資格を得ることができた。
ということで早速VFR1200Fの購入を検討することに。しかし、このVFR1200Fは2010年発売で当時はまだまだ新しいモデル。1200ccもある大型バイクということもあり、中古車市場でもかなり高価だった。社会人1年目ということもあり、当然お金に余裕はない。また、当時はまだクルマも所有していなかった私。クルマとバイクなら、日常生活に必要という点でクルマの方が優先度は高い。バイクはあくまで嗜好品なのである。
そんなわけで、VFR1200Fの乗りたいという目標のために大型自動二輪免許を取得したものの、さまざまな理由により結局購入には至らなかった。
ちなみに、クルマを購入したのは翌年の2014年3月。中古でシトロエンC4を購入した。以降、2018年まで4年間乗り、現在のDS5に乗り換えることになった。

2021年末、バイク熱再び
バイク免許を取得するも、結局購入に至らないまま数年経過。途中、バイク販売店に行って数台試乗させてもらったり、バイク乗りの従兄弟たちと一緒にレンタルバイクでツーリングしたりはしたが、数年間のうちにバイクに乗ったのは数えるほどだった。
そのまま時は過ぎていき、転職したり結婚したり子どもが生まれたりとあらゆる環境が変わっていった。「このままバイクに乗ることもないかもな……」なんて心のどこかで思っていた節もあった。
ところが2021年末になって再びバイク熱に火がつくことに。
きっかけは大学時代の仲間たちとの久しぶりのツーリング。私はクルマでの参加だったが、バイクで参加したメンバーもいて、当時お世話になった大学教授もバイクで参加いただいた。先生が乗るのはドゥカティのモンスター。赤いモンスターに乗る姿のカッコよさがとても印象的だった。
そのツーリングについてはこちらの記事にまとめてある。
ドゥカティの購入を検討
バイク熱が再熱して以降、しばらくバイクの購入検討を続けていた。
VFR1200Fへの憧れの一方で、ドゥカティの圧倒的なカッコよさに惹かれた部分もあった。ドゥカティのディーラーを数回訪れ、実写を見たり試乗させてもらったりするうちにドゥカティに乗りたいという気持ちはどんどん高まっていった。中でも魅力的だったのがドゥカティのスポーツモデル「パニガーレ」。
新車だと200万円以上する高級メーカーだが、中古車であれば100万円台でも購入も可能。「パニガーレの良い中古車が見つかったら購入しよう!」という結論にいたりしばらく待つことに。
ドゥカティのディーラーを訪れた際の記事はこちら。このときは「スーパースポーツ」というモデルに一目惚れしたことを綴っている。
マンションのバイク置場問題で一旦保留
しかし、そんなタイミングで別の問題が発生。それはマンションのバイク置場の問題である。
ウチヤマ家のマンションにはバイク置場が数台分用意されていて、使用者は月額料金を払って契約する形である。これまでは1台分の空きがあったのでそこを借りるつもりでいた。マンションに引っ越してきて約2年、そのバイク置場はずっと空いていたので誰も使うことはないだろうと思っていた。
ところがある日、その場所に見慣れぬバイクが停まっていた。
衝撃だった。
これではバイクを購入しても置く場所がない……どうしよう……。慌てて管理会社に連絡してみた。やはりほんの数日前に契約が決まってしまったとのことだった。ただ、よくよく聞いてみると、長期的な契約ではなく春頃までの数ヶ月間の使用とのこと。
春になったら使用できると聞いてほっとひと安心。そんなわけで私はバイク購入を春以降まで一旦保留することになった。
2022年春、ついにVFR1200Fを購入
そうこうしているうちに冬が終わり春を迎えつつある2022年3月。管理会社から5/1からバイク置き場を利用できるとの連絡をもらい、バイク購入検討を再開することにした。
一度はドゥカティのパニガーレに決めかけていたものの、数ヶ月時間をおいたことで再び心境に変化が。
最終的に、バイク免許取得のきっかけとなったホンダVFR1200Fに乗りたいという結論に至った。
こうして9年越しの思いがついに叶うことになったのである。
納車まで約1ヶ月、ワクワクしながら待つことにする。

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