iPhone 13シリーズが発表されましたね。
うん、そうだね。
買うんですか?
う〜ん、迷ったんだけど買わないことにしたよ。
え、なんでですか?
じゃあ、iPhone 13を買わないという結論に至った経緯を書くね。
(2022年2月追記)
iPhoneXをサブスマホとし、Androidをメインスマホとする運用を始めました。詳しくは下記の記事にまとめています。
目次
iPhone Xを3年半ほど使用中
現在使用しているのはiPhone X(スペースグレイ・64GB)です。iPhone Xは2017年9月に発売されたモデルですが、私が購入したのは2018年2月。そこからかれこれ3年半以上使用しています。
これまでiPhoneは3GS→4S→5s→6s→Xと使ってきました。買い替え周期は「2年ごと」です。ところが現在のiPhone Xは2年の周期を大きく超えています。
ちなみにこれまでの使用してきたケータイやスマホについて、「私のスマホ・ケータイ遍歴」という記事を公開しています。ガラケー時代からケータイを使用している世代の方であれば思わず懐かしさを感じてしまうことでしょう。
懐かしすぎて涙が出そう。
iPhone 13発表を受けて
先述の通り、iPhone Xを3年半以上使用してきた私。正直、現状の端末に特に不満はありません。キズもなく綺麗な状態を保っていますし、機能面での不具合も特になし、バッテリー性能の劣化も特には見られません。まだまだ現役として使用可能です。
とはいえ、毎年9月に行われる新しいiPhone発表はとても関心があります。今年のiPhoneはいったいどのようなデザインや機能となるのか楽しみにしていました。
そんな中、9/14に新型となるiPhone 13シリーズが発表されました。
出典:アップル公式サイト
感想は「あまり変化なかったな」
私の感想としては「あまり変化なかったな……」です。
先代のiPhone 12シリーズから大きな変化は無し。カメラ性能の若干の向上(と大型化)や動画性能の向上こそあったものの、私にはあまり魅力的に映りませんでした。世間的な反応を見ても、私と同様に「単なるアップデート」といった反応が多く見られました。
最近のiPhoneに思うこと
最近のiPhoneに対して思うのは「ワクワク感がない」ことです。
先述の「私のケータイ・スマホ遍歴」に載せたような当時のケータイは「ワクワク感」に溢れていました。各メーカーから多種多様な機能やデザインの機種が多く発売され、今よりも選ぶ楽しみが大きかったのは間違いありません。当時からケータイなどのガジェット類への関心が高かった私は「次はどの機種にしようかな?」と検討するのが楽しくて楽しくてたまりませんでした。
現在のiPhoneは、当時のケータイと比べるとその機能やスペックは桁違いです。我々の生活を大きく変えてくれた革新的なデバイスです。それは間違いありません。ただ、当時のような「選ぶ楽しみ」「自分ならではのこだわり」「ワクワク感」は失ってしまったように感じます。
現在のiPhoneはすでに成長のピークを超えているのは誰から見ても明らかでしょう。私の中では、iPhone Xが「iPhoneの完成形」だったと思っています。iPhone X移行のiPhoneは基本性能のわずかな向上、カメラのレンズ数の増加、新色追加、などといった変更に留まり、大きな変化は見られません。
これでは「革新」ではなく「改善」です。「改善」も決して悪いことではありません。むしろ素晴らしいことです。ですが、世の人々がAppleに求めるのは生活を変えるくらいのインパクトの大きな「革新」なのではないでしょうか?
新しいスマホには「変化」を求める
私がスマホを買い替えるとき際に求めるのは「革新」、すなわち「大きな変化」です。
前回、iPhone 6s→iPhone Xに変えたときは、ホームボタン廃止で全画面になったり、指紋認証から顔認証になったり、シングルカメラからデュアルカメラになったりと変化が多かったです。現在のiPhone XからiPhone 13に買い替えたとしても、そこまでの大きな変化は感じられないだろうと思っています。
iPhoneよりAndroidに興味津々
「大きな変化」を求めるのであればいっそのことiPhoneでなくAndroidに変えてしまおうか?あるときふと思い立ち、急速にAndroidへの関心が高まりました。iOSからAndroidくらいの変化があれば買い替えの満足度は高まるだろう。そう思いました。
今までAndroidってあまり興味持たなかったんだけど、今はめっちゃ気になって夜も7時間しか寝られないよ(十分な睡眠時間)。
気になるAndroid端末
当然ながらiPhoneはすべてApple社の製品。一方、Androidは国内から海外まで多数のメーカーが製品開発をしていて、選べる端末数は圧倒的に多いです。この選べる楽しさはガラケー時代を思い出させます。ハイエンドモデルから格安モデルまで様々な選択肢があります。
そんな中から私が特に気になったモデルは以下の3つです。
SamsungのGalaxyシリーズやSonyのXperiaシリーズ、いずれもAndroidスマホの中ではハイエンドなモデルとして位置付けられています。
スペック面ではiPhoneより優れた面が多いAndroid
これらのモデルの主な特徴を挙げてみます。
- 高解像なカメラ画質
- ディスプレイ上部にノッチがない
- 顔認証と指紋認証の両方に対応
- USB-C端子
いずれの機能も現在のiPhoneには無いものです。数年前はiPhoneとAndroidの端末を比べたら圧倒的にiPhoneの方が優れていました。ただ現在では既にその差はなくなり、逆にAndroidの方が数段上のレベルに達しているように感じます。
iOSからAndroidに移行するのはハードルが高い
Androidに大きな魅力を感じるも、大きな壁となるのが「OSの乗り換え」でした。
私は10年以上iPhoneを使用してきました。また、ManBook、iPad、Apple Watchなど身の回りのデバイスはすべてApple製品。これらすべての端末はiCloudで連携しているため、スマホだけをAndroidに買い替えると、その連携による利便さを失うことになってしまいます。
スマホ端末を単体で見るとAndroidに大きな魅力を感じましたが、他のデバイスも含めて総合的に考えると、やはりiPhoneを使用し続ける方がメリットは大きいと判断しました。
よって、Androidへの乗り換えは(ひとまず)断念することにしました。
再びiPhone13を検討するも購入断念
Androidへの乗り換えを断念したところで、再びiPhone 13の購入を検討し始めます。大きな変化がないとはいえ、4年前のモデルであるiPhone Xから買い換えればそれなりの変化や恩恵を感じられるのではないか?そんな望みを持ちつつ、公式サイト / 関連記事 / YouTubeなど様々な情報を収集しました。
余談だけど、新しいものを買うときってあれこれ悩んでる時間が楽しいよね。
参考にした記事や動画の一部載せておきます。
やっぱ実機を触っていろいろ試してみないとね!
iPhone 13シリーズの発売日 9/24の翌日にはショップに行き、実機を試してみました。いくら情報を集めても、やはり実際に自分の手で触ってみることは大切ですね。
ショップにはiPhone 13 Pro Max / iPhone 13 Pro / iPhone 13 / iPhone 13 mini の4機種すべてを試すことができました。手に持ってサイズ感を確認したり、カメラ性能を比べてみたり、画面を動かしてリフレッシュレートによる変化を確かめてみたり。
しばらく試してみた結果……購入は(ひとます)断念することにしました。
iPhone13購入を断念した理由
実際に試してみた上で、購入を断念した理由を挙げます。
iPhoneXから大きな変化を感じられないと判断
元々大きな変化がないのは分かっていましたが、実際に触ってみたら驚くほど変化を感じられるのでは?そんな希望を持ちながら試してみましたが、やはりそれほどの変化は感じられませんでした。
特に重視したかったのはカメラ性能。普段はミラーレス一眼やコンデジを使用して写真を撮影しますが、ちょっとしたときでもスマホで高画質な写真を撮れればいいなと思っていました。自分のiPhone XとiPhone 13の各種モデルで写真を撮り比べてみました。しかし、正直大きな差は感じられませんでした。iPhone 13シリーズはセンサーサイズが大きくなり、より明るく撮れるようになるなどたしかにカメラ性能は向上しています。ですが、比べてみてもなんとなくわかるくらいで、ぱっと見の印象はほとんど変わりませんでした。逆に言えば、iPhone Xのカメラ性能は未だに十分な性能を誇るとも言えます。
見た目の画質はそこまで変化が見られなかった一方、気になる点がありました。それは「ファイルサイズ」です。iPhone Xで撮影した写真が「1MB」、同じ写真をiPhone 13の方で撮ると「2MB」と表示されていました。正確なファイルサイズは確認できなかったものの、およそ2倍のファイルサイズになっているようでした。そうなると当然ながらストレージの容量を圧迫してしまいます。画質が若干向上する(ような気がする)といったメリットよりも、ファイルサイズが大きく容量を圧迫してしまうというデメリットの方が大きいと感じました。
10万円もの出費は大きすぎる
先述のように、買い替えてもあまり大きな変化は感じられないと判断しました。その微々たる変化に対してiPhone 13 miniであれば「86,800円〜」、iPhone 13 Pro Maxであれば「134,800円〜」と10万円前後ものコストをかけるのは、正直コスパ悪すぎです。
今のiPhone Xがボロボロで今にも壊れそうというのなら話は別ですが、生憎私のiPhone Xはキズひとつない、スーパーキラキラカラフルクッキリなiPhone Xです。まだまだ現役です。
このスーパーキラキラカラフルクッキリなiPhone Xは当然ながら既に端末代金の支払いは完了しているので、使い続ける限り追加コストは「ゼロ」です。コスト面で考えるとiPhone 13に買い替えるよりも、スーパーキラキラカラフルクッキリなiPhone Xを使い続ける方が圧倒的にメリットが大きいと判断しました。
※「スーパーキラキラカラフルクッキリディスプレイ」こと「Super Retina XDRディスプレイ」を搭載しているのはiPhone 13の方です。iPhone Xのディスプレイもとても綺麗ですが「Super Retina HDディスプレイ」なので「スーパーキラキラカラフルクッキリディスプレイ」ではありません。
ただただ「スーパーキラキラカラフルクッキリ」と言いたかっただけ。失礼いたしました。
iPhone 14(仮)では大きな変化があるのでは?
今回のiPhone 13は12のアップデート版です。ということは来年発表されるであろうiPhone 14(仮)では大きな変化があると予想しています。ノッチが無くなったり、Touch IDが復活したり、USB-C端子になったり……ということを期待しています。
ただ、最近のリーク情報などを見ているとこれらが実現する可能性は低いようにも感じていますが……。Lightning端子については「欧州委員会の新法案により2024年までに実現する可能性」といったニュースもありました。つまり来年再来年くらいまではLightning端子が引き続き採用されるということですね。
いずれにしても、iPhone 14(仮)では何らかの大きな変化があるという希望を持ち、まだしばらくはiPhone Xを使い続けることにします。
【結論】iPhone Xを使い続けて、来年のiPhone 14(仮)を待つ
おわりに
以上、ここ数日頭の中でぐるぐると考えていたことを言語化した記事でした。
私はiPhone 13の購入は見送りましたが、あくまで私にとってはという話です。既に購入された方もいるでしょうし、これから購入予定の方もいるかと思います。iPhoneが素晴らしい製品であることは確かです。
私の選定基準としては「大きな変化」というものがあるので、iPhone 14(仮)で大きな変化があることを願いつつ、来年9月の発表会を待つことにします。
(2022年2月追記)
iPhoneXをサブスマホとし、Androidをメインスマホとする運用を始めました。詳しくは下記の記事にまとめています。
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