父は先週から出社する働き方戻りましたね。どんな感じですか?
うん、最初はテレワークの方がいいなと思ってたんだけど、いざ出社してみると案外メリットも多いと感じたよ。
なるほど、出社もテレワークも一長一短ですもんね。出社はどんな点が良かったんですか?
じゃあ、テレワークから出社に戻って良かったことを紹介するね。
目次
突然のテレワーク終了
名古屋市内のIT企業で働く私。2020年5月からずっとテレワークを続けていたが、2022年1月についに出社に戻ることが決まった。
ある日突然テレワーク終了の知らせを受け、大きなショックを受けた私。その時の思いはこちらの記事にまとめています。
出社も案外悪くないのでは?
世間には「出社派」と「在宅派」がいるだろう。私は完全に「在宅派」である。テレワークのメリットを大いに感じていたし、今後もずっとテレワークが続くと思っていた。
しかし、決まってしまったものは仕方ない。上記の記事にも書いたようになんとか前向きに気持ちを切り替えて出社に臨むことにした。
そんな経緯で出社に戻り、社内メンバーと顔を合わせながら働き始めた。すると「出社には出社なりのメリットがある」ことをすぐに実感した。
この記事を読んでいる方の中には、在宅から出社に戻ったという方もいるかもしれない。出社に前向きな方であれば問題ないが、中には私と同じように後ろ向きな思いを抱えている方もいるだろう。そんな方に向けて、私自身が感じた「出社に戻って良かったこと」を紹介する。
出社で感じたメリット
出社に戻ってまだ1週間ほどだが、多くのメリットを感じている。仕事の場なので当然といえば当然なのだが、出社することは「仕事面でのメリット」が大きいと感じた。
ちょっとしたやりとりがしやすい
ちょっとした連絡やちょっとした質問。電話やメールするほどでもないが、できれば話しておきたいこと。出社しているとそういった「ちょっとしたやりとり」がとてもやりやすい。
「それならばチャットを使えば良いのでは?」と思われる方もいるだろう。たしかにそれは間違いではない。チャットは便利である。ただ、「直接のやりとりは、チャットよりもスピード感があり、得られる情報量も多い」と私は感じている。
チャットも確かにスムーズなやりとりができるが、いつでも即座に返答が得られるとは限らない。一方、直接話せば確実にその場で返答がもらえる。スピード感はチャット以上である。
チャットだと書かれたテキスト以上の情報は得られない。相手の温度感や重要度や優先度などが把握できない場面も多いはず。一方、直接話せば表情や声のトーンなどからもさまざまな情報が得られる。この情報量の違いは出社してみて改めて感じたポイントであった。
他者からの学びが多い
上司や同僚の仕事のやり方から学べることはとても多い。
例えば、
- どのような手順で作業しているのか?
- クライアントとどのようにやりとりしているのか?
- 予定外の案件が入ってきたときどのように対応しているのか?
などである。こういった仕事のやり方というのは、テレワークだとなかなか見えづらい部分である。
「仕事は見て学べ」といった体育会系な職場もあるかもしれない。その考え方を100%支持するわけではないものの、理にかなっている部分はたしかにあると思っている。懇切丁寧に仕事のやり方を教わるよりも、とにかく自分で経験してみた方が得られるものは多い。上司の仕事を見て学び、次は自分でも実際にやってみる。それを繰り返していくことが仕事を覚えるということなのだろう。
ちなみに私の場合、この1週間で印象的だったのは上司のこんな行動であった。
- 状況をすぐに把握し、的確な対応方法をとる
- 新たな施策を思いついたら、その場ですぐにクライアントに提案
- 雑談から新規案件受注の糸口を見つけ、即座に提案を打診
出社で感じたデメリット
出社のメリットについて書く記事ではあるが、デメリットについても触れておく。出社によるデメリットは「プライベート面」が大きいと感じた。
通勤時間はない方がよい
私は電車通勤していて、自宅を出てから名古屋市内の職場に着くまで1時間弱かかっている。往復だと毎日2時間もの時間を通勤に充てることになる。
出社に戻るにあたり、この通勤時間をいかに有効活用するかを考えた。電車内では「読書」をできるし、歩く時間は「散歩」だと思えばよい。そう考えたら通勤も案外悪くないのでは?と思えてきた。しかし、いざ実践してみると、「やはり通勤時間はない方がよい」という結論に至った。
たしかに電車内で読書はできるがなかなか集中しづらい。なかなか座れない時間帯なので、吊り革を掴みながら片手で読書という感じ。「のんびり」というのとは程遠い。自宅で読書していたの方がのんびりしつつも集中して読み進めることができた。
歩く時間は散歩……と思いたいところだったが、これは「散歩」ではなくあくまで「通勤」だった。確かに歩くという行為自体は同じである。しかし、散歩はのんびり落ち着いた気持ちとなる一方、通勤はあくまで会社に向かうための行為。乗り換え時間を考慮すると早足気味に歩かないといけないのでのんびり落ち着いている場合ではない。やはり散歩と通勤は別物だった。
子どもとの時間が一気に減った
通勤時間も含めると仕事に充てる時間がこれまでの在宅勤務より増えた。朝は息子よりも先に出かけることになり、帰りも少し遅めになるともう息子は寝てしまっている。こうなると1日に顔を合わせる時間は朝のわずか30分程度。一緒に過ごせる時間が一気に減ってしまった。
私にとってこれは由々しき事態である。現状できることとしては、残業しないで定時で帰るために仕事を素早くこなしていくことや、土日の一緒に過ごせる時間を大切にすること、くらいである。「在宅の方が良かった……」と思ったところでどうしようもないので、まずは先述の2点を重要視することにする。
仕事面では出社、プライベート面では在宅
以上、出社によるメリットとデメリットについて書いた。
まとめると、
- 出社:仕事面のメリットが大きい
- 在宅:プライベート面のメリットが大きい
と言えそうである。
私はつい最近、仕事面でこれまでの役割から上の役割に上がったこともあり、いろいろ学ぶべきことが多い状況である。その点を踏まえると出社によって仕事面のメリットが大きくなったのは良かったのかもしれない。一方、プライベート面も大切にしたいので、その点は今後どうなっていくかという懸念もある。
ひとまずは、今の状況の中でより良く過ごせる方法を見出していくことにする。
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