2021年1月に読んだ本

2021年1月に読んだ本

読書記録
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NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX【リード・ヘイスティングス / エリン・メイヤー】

概要

  • NETFLIXの企業文化について、会長兼CEOであるリード・ヘイスティングさんと経営学者のエリン・メイヤーさんの共著によって明かしていく本。
  • NETFLIXの大成功は創業時から培われてきた企業文化「自由と責任」によるもの。
  • 「自由と責任」のカルチャーの第一歩は、「能力密度の高い最高レベルの社員を集める」「率直なフィードバック」「休暇規程や経費申請などあらゆるルールの廃止」。
  • 「自由と責任」のカルチャーの次の一歩は「最高水準の報酬」「透明性の高い情報共有」「意思決定にかかわる承認を一切不要にする」。
  • 「自由と責任」のカルチャーを強化するために行うのが「キーパーテスト(最適な人材であるかを判断する手法)」「フィードバック・サークル(360度評価)」「コントロールでなくコンテキスト(規則でなく文脈から最善の判断をする)」。

感想

  • 「終身雇用」「年功序列」など旧来の制度を廃止して「成果主義」を掲げる企業は増えつつある。NETFLIXの企業文化はまさに徹底した成果主義。これからの時代、特にクリエイティブ業界においては(程度に差はあれど)NETFLIXのようなカルチャーを掲げる企業が増えていくのだろう。
  • このようなカルチャーによって今日のNETFLIXがあるのだと納得できた。一方でこの徹底したカルチャーは創業時から培ってきた賜物であり、他社が一朝一夕でそのまま取り入れるのは難しいとも思った。
  • これからの時代の企業文化の一例としてNETFLIXのことを知っていることはすべてのビジネスマンに役立つだろうし、フィードバックの手法やコンテキストによる状況判断などは個人レベルでも参考にして実践可能な部分である。
  • 私が所属する会社の取締役はNETFLIXの企業文化に近しい方向性の考えを持っていると感じる。現実的に会社がすぐにNETFLIXのようになる可能性が低いが、時間をかけながら徐々にそういった方向にシフトしていくような気がしている。その意味でもこの書籍を読んで「自由と責任」のカルチャーとは何なのかを知っておくことは重要なはずである。

大人のための読書の全技術【斎藤孝】

概要

  • メディアでもおなじみの斎藤孝さんが読書の重要性について語った本。
  • 現代の社会人にとって正しい読書術を身に付けることは必須。
  • 読書術には要点だけをピックアップして短時間で読む「速読」とじっくりと物語を楽しむ「精読」の2つがある。
  • アウトプットを意識した読書をすることで、より本の内容が身になる。
  • あらゆる本の中でも普遍的な真理について書かれた「古典」はおすすめ。

感想

  • 私は読書のときに最初から最後までじっくり読もうとしていたため、遅読であまり多くの本を読めなかった。それはまさに本書で語られている「本は読了するもの」という固定概念に捉われた考えであったと気付いた。「読了」することよりも重要なことを「吸収」できる読書術を身に付けたい。
  • 読書術における具体的な手法が多く紹介される本書。すべてではなくとも自分でも実践できそうなことを部分的に取り入れるだけでも、徐々に「正しい読書術」の感覚を掴めてくるはずである。
  • 私の場合、普段よく読む本はビジネス書や技術書などが多い。小説のようにストーリーを楽しむ本は「精読」が向いているそうだが、私はそれよりも知識を効率よく身に付ける「速読」の方をスキルとして身に付けたい。
  • 「読書をすることで何もかも解決できる」といった類の表現が多く見られ「ちょっと言い過ぎでは?」という思いもあるが、本書を読むことで「やはり読書は重要である」「自分ももっと読書をしよう(するべき)」と考えるきっかけになるだろう。

人は話し方が9割【永松 茂久】

概要

  • 人材育成において数々の事業展開し、全国で講演やセミナーなども開催している永松茂久さんによる、「話し方がうまくなる方法や考え方」について書かれた本。
  • アナウンサーなどのような上手な話し方ではなく、日常的で身近の人たちとの人間関係を円滑にするための話し方についての内容。
  • 結論は「苦手な人との会話を避け、大好きな人と話す時間を増やす」こと。そのために必要なことは何なのかについて語られていく。

感想

  • 自分自身、話すことがあまり得意ではないと自覚していてこの本を読んでみた。自分にあまり自信がなく自己肯定感も決して高くはないのだが、本の内容によるとそもそも日本人は先進7ヵ国の中でも自己肯定感が最下位だそう。自分だけでなく多くの日本人が自己肯定感が低めだというのは大きな気付きであった。
  • 私は自ら積極的に話すことが得意な方ではないので聞き役に回ることが比較的多い。しかし、話し方について書かれたこの本で主張されているのは「話し方で大切なのは聞き方」ということであり、相手に関心を寄せて聞くことで互いに好意的な関係が築けるという内容。自分のことを積極的に話すというより、相手のことを聞くのであれば自分でもやりやすいのではと感じた。
  • 自分も含めてだが、この本を手にする人は「話し方」について何かしらの課題や悩みを持った人だと思う。そんな人にとってこの本は「話すってそれほど難しいことではないんだ」といったように話し方のハードルを下げてくれる内容であると感じた。

革命のファンファーレ 現代のお金と広告【西野亮廣】

概要

  • 西野亮廣さんが「えんとつ町のプペル」大成功の裏で考え行動していたさまざまな戦略を明かしながら、現代におけるお金と広告について語った本。
  • 「絵本は一人で作るもの」というのがこれまでの常識であった。それは絵本市場の小ささ故、制作費が少なくて必然的に一人で作ることが多かった。「えんとつ町のプペル」ではその常識に捉われず、クラウドファンディングで制作費を集め、クラウドソーシングで35名の制作スタッフを雇い、まさに映画のような「分業制」で制作された。
  • 「お金」とは信用を数値化したもの。お金を稼ぐことよりも、信用を稼ぐことが重要。
  • 作品がメディアやSNSなどで話題になることで、自分の手を動かさなくても広告として働いてくれる。広告は「いかに口コミさせるか」の勝負。口コミが最強。
  • 作品の無料公開は「作品が売れなくなる」と思われがちだが、逆に売上は伸びる。入口を無料のしてその後のさらに大きな見返りを狙うもので、マネタイズのタイミングを後ろにズラしているだけの話。
  • 現代では目の前で起こる変化に即座に対応しないと生き残れない。「弱肉強食」ではなく「適者生存」。
  • 行動する人間こそ強い。一歩踏み出すのに必要なのは「勇気」ではなく「情報」(ポジティブシンキング」ではなく「ロジカルシンキング」)。情報は行動する人間に集まり、さらなる行動を生み、また情報が集まってくる。

感想

  • 世間の人々は西野さんの活動について「芸人が絵本を出してお金儲けしている」などといった浅い認識しかしていない方が多く、自分自身も正直その程度の認識しか持っていなかった。しかし、メディアやこの本などを通じて西野さんの活動や思考を知れば知るほど、天才的なクリエイターでありビジネスマンなのだと実感した。
  • この本に書かれていることはデザインやマーケティングなどのクリエイティブ分野の方にとって多くの気付きを与えてくれると思う。
  • 「常識を疑うこと」というワードは数え切れないほど耳にしているが、この本に書かれた西野さんが実践してきた具体例を知ると「なるほど、常識を疑うとはこういうことなのか」と考えさせられた。
  • オンラインサロンやクラウドファンディングなど現代ならではのビジネスモデルについても理解が深まる内容であった。一見すると「怪しい」といったイメージを持ちかねないが、その実態を知るとよく考えられたシステムだと感じた。よくわからないからと敬遠するのではなく、正しい情報を知った上で自分のビジネスに有効活用していくことが求められるだろう。
  • 古い考えに捉われていてはこれからの新しい時代では生きていけないのだと認識できた。自分も常に行動し続けようというモチベーションが高まった。

共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る【ゆうこす】

共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る
created by Rinker

概要

  • 「モテクリエイター」としてメディアやSNSで活躍する菅本裕子(ゆうこす)さんによるSNSでの発信について書かれた本。
  • SNSで自分をどのように見せるか、フォロワーはどのように増やしていくか、フォロワーをファンにするには、仕事につなげるには、ブランドをつくるには、といった内容が自身の活動をベースに語られている。
  • 「共感」こそがSNSでの発信においてもっとも大切。共感してもらいファンになってもらうことが求められる。

感想

  • 先に読んだ西野亮廣さんの本でも書かれていたが、現代のコンテンツビジネスでは「共感」「信用」「信頼感」といったものがなにより大事なのだと改めて思った。この業界で成功している方が共通して言っているということはそういうことなのだろう。
  • 新規サービス立ち上げの際はインフルエンサーであるゆうこすさんであっても時間と労力がかかるものだそう。運営していく中で課題やアイデアが見つかり、随時軌道修正していくというのが必要であり重要なのだとわかった。
  • ゆうこすさんの仕事に対するあらゆること考えや戦略を大いに知ることができた。まさにプロのクリエイターであり、その姿勢は見習うべき部分が多い。インフルエンサーを目指すわけではなくともビジネスにおいてSNSに関わる方であれば、多くの学びを得られるのではと思う。

人生の勝算【前田裕二】

概要

  • ライブ配信サービスを提供する「SHOWROOM」の代表 前田裕二さんによる、SHOWROOM創業に至るまでの半生や、現在そして今後のコンテンツビジネス市場について綴られた本。
  • SHOWROOM創業の原点となった幼い頃の経験、SHOWROOMが作る新しいエンターテイメントのかたち、社会人となり就職した外資系の投資会社での経験、ニューヨークへの転勤で得た経験、日本に戻りDeNAへ入社してSHOWROOMのサービスを立ち上げた経緯、SHOWROOMのこれからの目標について語っている。
  • コンテンツビジネスにおいて、ソーシャルネットワークの次に来るのはライブ配信だと強く信じ、SHOWROOMを日本一・世界一のサービスにすることを目指している。

感想

  • この本を読むまでは(恥ずかしながら)前田裕二さんについて「メモの人」程度の認識しか持っておらず、SHOWROOMについても名前を聞いたことがある程度であった。自分と同年代ながら実業家として勢力的に活躍されている前田裕二さん、その背景にはビジネスに対するストイックな姿勢や努力、そこからつながった多くの方との関係があったのだと知ることができた。
  • この本は2017年に出版されたものであり、その中で「次に来るのはライブ配信」と語られていた。2021年となった現在、その予想はまさに的中していて、さまざまなライブ配信サービスや音声配信サービスなどが話題となっている。SHOWROOMも日本で最大のライブ配信サービスへと成長していてますます広まりつつある。数年前に語っていたことが現実となり、目標を実現している点において、前田祐二さんの凄さを感じた。
  • 西野亮廣さん、ゆうこすさん、そしてこの前田裕二さんの本でも「共感」というキーワードが書かれていた。現代のコンテンツビジネスにおいて「共感」が大切であることは間違いないのだろう。

 


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